釣り納め&釣り初め in 式根島


出発
12月28日(日)夜 本日から民宿・キャンプ併用の正月釣行出発

島着 12月29日(月) キャンプ場泊
2等椅子席だが寝たかったのでAデッキドア横で毛布・マットを敷いて横になっていた。
あまり眠れなかったが、船内は帰省する若者が多くそれぞれ姓ではなく名前で呼び合うのが
いかにも島の青年という感じだったが賑やかでいつもとは随分雰囲気が違った。
桟橋に着くととりあえず迎えの車で鈴豊に行き、バイクを借りて送っておいた荷物を
釜の下キャンプ場まで車で運んでもらった。
キャンプ場は9月の時よりも混んでいてテントを張る場所を探すのも大変な状況。
中央付近にとりあえず設営したが、隣のテントとの間隔は1mあるかないか。
寝るだけとはいいながらも、のんびり落ち着いたキャンプとは程遠い雰囲気だ。
設営を終えて午後から足付の桟橋左先端で釣り開始。
夕方までに25cmクラスを主体に8尾のメジナを釣った。
比較的餌取りも少なく釣りやすく初日としては楽しめた釣りだった。
鈴豊に寄って魚のえらと腸を抜き2尾を持ち帰り、残りは冷凍した。

2日目 12月30日(火) キャンプ場泊
今日は終日暖かく春のようだった。
今日も足付の桟橋左側で釣り昨日と同じクラスを6尾釣った。
どうもサイズアップができない。
2号竿に25cmクラスでは難無く抜き上げられるのでちょっと物足りない。
タナは竿1本半から2本とかなり深めだが、潮流れもあるので実質は7mくらいか。
やはり2尾をおかずにして残りは冷凍した。

3日目 12月31日(水) キャンプ場泊
前夜から未明にかけて群発地震発生。震度4が4回、有感地震は十数回あった。
テントは家の中にいるよりも家屋の振動が無く圧死する心配も無いのだが
揺れる直前から地鳴りを直接感じ不気味だし恐かった。
午前中は晴れていたが午後からは前線の通過で雨が降り始め夕方からはみぞれまじりになった。
この日は足付の手前角(港の出口)で竿を出したが当たりが無く、納竿間際に足元で
30cm弱のメジナを1尾釣っただけに終わった。
この日はコマセヒシャクを折るやらリールの替えスプールを海に落とすやら散々であった。

4日目 1月1日(木) 鈴豊泊
日の出前に足付桟橋先端に釣り座をかまえ、初日の出を待ちながら竿を出す。
2時間ほどやってメジナ1尾。
その後テントに戻りゆっくりと撤収作業をして鈴豊に荷物を運んでチェックイン。
相部屋と言われていたが幸いな事に一人部屋が確保できた。
一段落してから野伏の桟橋で竿を出すもめぼしい釣果はなし。
でかいイシガキフグがまたまたかかってきたのが物悲しい。

5日目 1月2日(金) 鈴豊泊
明日は帰るので釣りは今日が最後。
O氏・K氏とステテンに入る。
先行者が1名いたので小浜港の出口側で竿を出すが当たりなし。
10時過ぎに先行者が引き上げたので先端左側に移動し足元からコマセを投入する。
午前中はまったく当たりがなくダレ気味であったが午後からコマセが効いてきたのか
ポツリポツリと当たりが出始める。
最初の当たりを針はずれでばらしたあと、エソを釣り上げ(放流)オジサンを釣った後
やや沖目を流すと強いあたり。しばらくやり取りしたが道糸(3号)が切れてばらし。
もう少し糸をゆるめて泳がせれば良かったのかもしれない。
引きから言ってメジナの可能性が高かったと思うのだが。
さらに足元で重量感のある当たりがありK氏にタモ入れしてもらい何とアカハタを釣り上げた。
45cm、1.5kgの立派なアカハタ、同行の両名もうらやむうれしい外道だ。
あまり動きが無く途中で根に張り付かれてしまったが、糸をゆるめると何とか引き出す事に成功。
釣り上げたハタはうつぼの子供を飲み込んだままタモに収まったが腹の中はオキアミで
パンパンに膨れ上がっていた。
その後も同じポイントで追い食いする当たりがあったがかからずに終了。
それでも良いお土産ができたのでそれなりの充実感はある釣行だった。

6日目 1月3日(土)  客船の出発までのんびり。
もって帰る釣果はメジナ12尾・オジサン1尾・アカハタ1尾
そしてOさんからメジナの干物を3尾いただいた。
帰りも2等席無しでAデッキドア付近に毛布を敷いて寝ながら帰った。
大桟橋からはタクシーで桜木町、そして京浜東北線で鶴見駅から徒歩。
それでも19時ころには帰宅できたからバイクで帰ってくるのと時間は
変わらなかった。
アカハタは刺し身と煮付けで食べたがやはり美味であった。
上品な白身だがもっちりとした身で脂も乗り、特に煮付けは絶品で高級魚と言われる
価値を再認識した。
釣り納め&釣り初めを式根島で行う事ができて、型こそ小さいがメジナの当たりも
そこそこ堪能し楽しい正月休であった。