5日目 下北から津軽へ

9月19日(木) 晴れ
佐井ーかもしかラインー川内ー脇野沢ーフェリーー蟹田ー松前街道
高野崎ー三厩ー竜飛崎ー小泊村ー十三湖ー金木ー五所川原
(レンタカー)−浪岡IC−東北道ー滝沢IC−網張温泉ー休暇村岩手

 (おわび) 
 大間崎より津軽半島・八幡平の途中まではデータを記録したスマートメディアがデータ化けして読めない状態です。 
 現在なんとか復旧させようと計画中ですが、今のところその区間の写真はありません。 

  2002.11.08
 データ復活ソフトを使用して少しだけファイルが復活しましたが147枚中10枚だけ
 引き続き復活にむけ苦悩中
 2006.1.30
 やっとデータ復活しました。
 専門業者に依頼して費用が2万円。
 悩んだけど全部復活できるというので作業してもらいました。
 ということで写真を大幅に追加更新します


旅も5日目になりました。
当初の予定は仏ヶ浦を見学してから脇野沢からフェリーで陸奥湾を横切り、津軽半島の蟹田港から竜飛崎を巡り
小泊崎・十三湖と津軽半島を一周し五所川原経由、東北道を使い今夜の宿泊地岩手県網張温泉の休暇村岩手が
ゴールという結構ハードなもの。
通行止めで仏ヶ浦観光は断念したものの、回り道しなければならないしフェリーに乗り遅れたらすべての予定は
狂ってしまうので、早めに撤収して8時前には出発しました。

佐井から川内まで県道46号(かもしかライン)で山の中を走ります。
国道からの分岐がちょっと判りにくかったので道路工事のおじさんに聞いたらこの道で間違いなく約40分で川内に着くとの話。
佐井から川内までは43km、まあそんなもんですかね。
途中の登りまではコーナーが続くが、ある程度登ってしまえば比較的走りやすい道が続き順調に海岸線にたどり着きました。
ちなみに、かもしかの姿は見かけませんでした。
所要時間は途中、滝のある公園で寄り道したので結局1時間以上かかってしまいました。

今日も青空の下で走れそう ここまで愛車も好調です こちらが国道の迂回路
おっ、中々の渓谷美 緑豊かな遊歩道を進む あまり大した滝ではありませんでした


海岸に出ると脇ノ沢までR338が海沿いにずうっと伸びています。
脇野沢は野生の猿の北限自生地ですが、猿の姿も見えません。

10時50分出船の1時間以上前にフェリー乗り場に到着したのでそのまま足を伸ばし
下北半島の南西端九艘泊(くそどまり)という集落に行ってみました。
脇野沢から10分足らずで道路が断崖絶壁に阻まれて行き止まり。
崖下のわずかな土地にしがみつくような漁村、九艘泊の集落があります。
私が行った時は小学生のグループが課外実習でイワシの干物造りの手伝いをしていて地元TV局が取材していました。
正面に津軽半島が、左手には陸奥湾の中に浮かぶように夏泊半島が見えます。

川内に到着して脇野沢を目指す むつ湾を左に眺め海岸線を走る
突き当りが九艘泊の集落だ 九艘泊への道から見える鯛島 頭の上に灯台があります
集落は崖に張り付くようにある ウミネコ
子供達が干物作りのお手伝い ここが道路の終点
この断崖絶壁が行く手を阻んでいる これは青森・函館間のフェリー

沖合いにフェリーが見えたのでフェリー乗り場に戻り、近くの水産加工センターで活きホタテを購入し自宅に発送。
このホタテは後日サッカー仲間に、試合前の作戦会議を居酒屋でやったときに
(試合前に居酒屋で作戦会議と称して飲んでるんだからどうしようもないチームでしょ?
この時は夜中の大会だったので行き付けの居酒屋が試合前しか開いてなかったもので・・・)
振舞いましたが大好評でした。 

すでに乗船が始まっているフェリーはクルマも少なく乗用車が1台と観光バスが1台。
そして2輪は私以外にはBMWの3人組が先に乗船していました。
3人は福岡からで新潟までフェリー利用でそこから北上してきたそうです。
無線も完備して、こんなバイクならツーリングも楽だろうと、かなりうらやましく見ていました。
バイクを固定するためにメインスタンドを立てた時に、フロントフェンダーにクルマ止めがぶつかり白いペイントがべったり、やな感じ。
 
フェリーは1時間足らずで蟹田港に到着。
時刻はちょうど12時ですが、先を急ぎたくて昼食をとらずにR280「松前街道」を津軽半島の先端、竜飛崎に向かいひた走ります。

高野崎でアヴェニスを止めちょっと休憩。
海岸線の先に竜飛崎が見えます。
義経北紀行伝説で知られる三厩村に差し掛かり、見通しの良い道で前方のクルマを抜こうとしますが
なぜかいつものような加速が無く結局抜けずに断念。
この時点でトラブルは発生していたのかもしれないが全然気が付かなかった。
ちょうど赤信号で止まった交差点に青函トンネル入口の標識が見えたので早速左折。
するとすぐに小さな公園の先にトンネル入口があった。
カメラを取り出すと、すぐに北海道に向かう列車が現れトンネルに入っていった。
車体にはドラえもんの姿が、そして今度はトンネルから列車が登場。
何と運が良いことに上り下りとも見ることができました。

フェリーから下北半島を眺める 先ほどの鯛島を反対側から
高野崎から大間崎方面 津軽海峡
高野崎灯台 キャンプ場もある 竜飛崎方向
トンネル入り口の公園 運良く上下線がすれ違った

ガソリンを給油し海岸沿いの崖下の狭い道を通り急坂を登って竜飛崎に到着。
岬の駐車場に着くと日本海側からは強風が吹きつけてきす。
立っていてもちょっとよろけそうなくらいの風。
ほとんど標高の無い大間崎と違い、切り立った崖の上の竜飛崎。
その眺望はまさに北のはずれ。

風の音がごーごーと唸り寂しさが募りそう・・・な気もしなくは無いけど売店では「津軽海峡冬景色」がBGMで流れ
イカ焼きのおばちゃんの元気な売り声が響き・・・という感じでしっかり観光地してました。
岬は急な坂の上 港は遥か下に 竜飛崎灯台
旧日本軍の砲台跡 津軽海峡の川のような潮流 後ろには大規模な風力発電
灯台を別アングルから 階段国道の標識 この階段が国道です

有名な階段国道では記念写真を撮る人が順番待ち。
でも景色は絶景、行く価値はありました。
ここで焼きイカと焼きタコを食べて(ともに1串100円)小腹を満たし出発。
ここからは強風にさらされながら日本海を見ながら龍泊ラインを通り次の目的地小泊崎を目指します。


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