九州一周ツーリングを振り返って

日程

2週間の休みを取っての旅行は過去最長の日程であり、それだけに余裕を持った日程にしたいと
思っていたにも関わらず、非常にタイトなスケジュールになってしまった。

当初は九州北部(福岡・佐賀・長崎・大分)を周る予定だったのを、せっかくだからと九州一周に変更
したのが一番の要因だろう。

またこの時期だから止む終えないが何度かの降雪が予定に影響を与えた。
雪はある意味雨より始末に悪い。
会社勤めの現状では2週間の休みが限界だろうからスケジュールを欲張りすぎない事だね。


費用

概算14万円くらい。
当初の予定よりもホテル泊が増えた分と食費で3万円ほど増えてしまったが、まあこんなものかな?
いや、やっぱり使い過ぎだろう。

九州内では使わなかったが往路と四国での高速使用も費用増加要因になっているが、これは時間を
取るか金を取るかで、限られた日程の中ではやむを得ない面がある。

高速道路料金 15000円 東名 2700円(横浜町田−清水)・東名神 3250円(名古屋−京都南)
山陽道 3950円(竜野西−広島)・山陽道 1600円(宇部−門司港)
松山道・徳島道 3500円(松山−徳島)
フェリー代金 20420円 口之津−鬼池(680円)・牛深−蔵之元(1090円)・鴨池−垂水(690円)
佐賀関−三崎(1520円)・徳島−有明(16440円)
宿泊費 32300円 大阪 4700円・広島(2泊) 8000円・博多 4000円
長崎 5800円・鹿児島 5800円・徳島 4000円
ガソリン費 1万円 前半3日分の領収書紛失のため概算
観光・温泉 5510円 グラバー園(600円)・大浦天主堂(300円)・長崎原爆資料館(200円)
特攻平和会館(600円)・佐多岬(100円)・波戸岬海中展望塔(550円)
美々津民族資料館(210円)
温泉6ヶ所(2950円)
食費 4万円位
雑費 4千円位 使い捨てカイロ・爪切り・ティッシュペーパー・お守り・おみくじ 等
有料道路 1470円 平戸大橋(200円)・川平道路(350円)・佐多岬有料道路(400円)
矢上大橋(100円)・一ッ葉くろしおライン(420円)
お土産 9455円 カステラ・みかん・干物
小計 14万円弱


装備

キャンプ日数が減った分持参した食料がかなり余ったのでクーラーボックスは無くせただろう。
その他の装備では包丁・まな板を全然使わなかった。

未使用だったもの
包丁・まな板・ローソクランタン・蛍光燈式懐中電灯・サブポール
カメラ用三脚・木槌・竹串・夏用寝袋(2枚重ね用)・釣竿・釣り道具
食料(半分以上)

滞在型のキャンプと違って寝るだけのキャンプは最小限の装備で十分だ。
衣料品もタオルを始め使わなかったものが有ったので次回はもっと
絞り込んで減量しよう。

下着 5枚
シャツ 2枚
長袖Tシャツ 2枚
半袖Tシャツ 4枚 3枚で良かったかな
防寒用下着 2組 
フリース 1 途中で2回洗った
ジーパン 1 
スェット(下) 1 無くても良いがあると楽
靴下 5足  3足でも大丈夫かも、ただし雨で濡れたるすると辛いが
タオル 5枚  3枚でOK
バスタオル 2枚  1枚で足りた
サンダル 1足

衣類・食料は足りなくなったら買うと割り切る事が減量作戦には重要。


マシンの非力さは今回も痛感した。
もともと高速を走る事に無理があるが上り坂では全然スピードが出ないし
却って125ccのほうが初めから高速をあきらめるし通行料やフェリー代金も
安いので良いくらいだ。
そうは言っても高速を走れないと今回の日程はこなせないのだから
いずれマシンの買い換えも検討しなくてはならないだろう。

服装の防寒・防水対策はほとんど問題無かったが、どうしても厚着になってしまい
行動しにくいのが辛い。

電源対策のインバーターは走行中の充電が出来なかったのが大きな誤算。
エンジン始動時や回転数の変動が大きい時に瞬断が起きてしまい
シガーライターソケットを一度抜いて差し直さなければならないので
停車時しか使えず長時間の充電が難しく、携帯の充電以外は活用しにくかった。
昼間の停車時は荷物を積んでいるのでシートを開けられず、夜はあまりアイドリングを
続けるのもはばかられる。
モバイルツールのシミュレーションを兼ねてDVDプレーヤーを持っていったが
(電池稼動2時間・充電7時間)インバーターだけでは対応できなかった。
一日キャンプ場に滞在していれば充電できるけどガソリン代がばかにならない。


ルート

往路を陸路自走にこだわったため全体として厳しいスケジュールとなった。
また積雪・路面凍結の危険性で山越えルートが走れずコースが海岸線に限定
されたのもルートの自由度を狭めた。
今回は関西・中国地方を自走して走破エリアを一気に広げたかったのと
とりあえずは半島巡りを重点に走る事にしているのでまあ良いのだけど。
九州に関しては次回からは往復フェリー利用が賢明だろう。
一日の移動距離も150km平均程度にしないと走ってばっかりになってしまう。
次回からはもう少しエリアを絞ってプランを練ろう。
5日に一日休養日を設けられると変更にも対応しやすいけど、限られた休みで
そんなスケジュールを組めるかなあ?


体調

冬場の走行はとにかく寒い。
寒さが体の柔軟さを奪い非常に体が強張る。
今回は日中寒さが限界になったら温泉を見つけて温まるようにしていたので
長期間でも体調を崩さず過ごせたが、往路の横浜・大阪間と大阪・広島間の移動を
連日行ったのは厳しかった。
前回の四国はフェリーで四国に入り初日の走行距離は少なかった。
東北は時期が秋で気温的にまだそれほど寒くなかった。
そういう意味で今回は体には厳しいプランで今後の年齢による衰えを考えるともっと余裕を持とう。
腎臓結石のために、ここ2年間で4回入院手術したが、まだかなり大きな石が残っている。
腎臓にあるうちは特に痛みが無いが、破片が落ちてきて尿管に入ると激痛が襲ってくる。
長時間の振動でそうなる恐れもあり、その場合はツーリング中止を余儀なくされることになる。
その不安は付いてまわったのだが幸い今回も無事に帰ってこれた。
しかし寒さの所為で異常に尿意を催すのが速かった。


通信

今回はリアルタイム日記の予行演習でブログを使って携帯から毎日日記を送ってみた。
PCが無いので送るばかりで自分で確認できないので手応えが無かったが
見ていた友人の話では面白かったと言う事なので活用していこう。
いずれノートPC持参でのツーリングになるのは必至なので電源問題も含め良いシミュレーションに
なった。
また携帯のiモードは天気予報・宿泊予約に非常に役立った。
今回の走行エリアでは圏外になる場所も無く助かったが、これは海岸線が多かったからで、
山間部での走行では圏外になるケースは増えるだろう。


食事

自炊中心に考えていたわりにはあまり自炊せず、かといってその地方の名物を
いろいろ食べたわけでもなく中途半端な食生活だった。
後半は昼食に贅沢して朝晩は質素というパターンが多かったが、ホテルに泊まった時には
美味い店を探して食べれば良かった。
また撤収の時間を考えると自炊は片付け・洗い物の時間がかかり時間の余裕がないと辛い。
費用と時間と荷物・・・判断が難しい

博多ラーメン・長崎チャンポン・鹿児島のさつま揚げ・大分の関サバ・讃岐うどん
徳島ラーメン
どれも食べ損ねた。
ちょっと残念だね。


宿泊

ビジネスホテル7泊
キャンプ   5泊
船中     1泊

ホテル泊が予定の倍になった。
理由は宿泊地が都市部になるケースが多かった事と天候不良、電源確保、そして時間短縮である。
デジカメの電池およびDVDプレーヤーの充電は長時間の電源確保が必要で
今後のツーリングでも3日に1回はホテル等の宿泊施設を利用する事を前提で
プランを考えたほうが良いだろう。

キャンプの5泊は開設期間外のキャンプ場で2泊、適当に野宿が3泊。
当然すべて費用はかからなかった。
明るいうちに野宿場所を見つける余裕があればもう少しキャンプできたと思う。
テントの中は結構寒さがしのげるので夜寒くて眠れないと言う事はなかった。
その点は暑さと虫と他キャンパーの騒音に悩まされる真夏のキャンプよりはマシだろう。
ただし日照時間の短さによる行動時間の少なさは応える。
夏場とは4時間以上違ってくる。
その分テントの中の生活は長い。
今回はラジオとDVDそして携帯電話のゲームが助けてくれた。


観光

広島・長崎・鹿児島以外は通り過ぎがてらにちょっと見るような感じでじっくりと観光はできなかった。
今回は先ず九州一周ありきだったので仕方ないが。
また年末・年始で休館の施設が多かったのも影響した。


温泉

別府・湯布院など有名な温泉には行けなかったが、至る所に温泉があるので気軽に入れたのは良かった。


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