紀伊半島一周ツーリング |
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1979(昭和54)年 9月3日〜7日 |
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現在の会社に入社して3年目の秋に始めてのソロ・ロングツーリングを計画 | ||||||||||||||
日本の半島巡りの第2弾となり新車で購入したばかりのスズキRG250が相棒となった | ||||||||||||||
第2弾といっても近場の三浦半島・伊豆半島・房総半島はすでに周っているので | ||||||||||||||
ロングツーリング第2弾というのが正しいのかな | ||||||||||||||
RG250は初めての250cc専用設計として発売された当時の250cc最速モデルで | ||||||||||||||
それまでの400ccと共通のボディを持つ同クラスの他車を圧倒する発進加速性を | ||||||||||||||
誇っておりその後のRGΓへと発展した名車である | ||||||||||||||
2サイクル2気筒の一気に吹け上がる排気音はいやでもライダーを遠くへと誘う | ||||||||||||||
バイクにはFRP製のサイドバッグとミニカウルを装着して宿泊はすべて国民宿舎とした |
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交代制の夏休みを9月にずらして計画 | ||||||||||||||
出発間際まで会社内が人事問題ですったもんだしていた記憶がある | ||||||||||||||
9月3日 1日目 自宅−伊勢国民宿舎 晴れ | ||||||||||||||
早朝自宅を出発して国道1号をひたすら走り安部川の川原で昼食 | ||||||||||||||
途中浜名バイパスでスピード違反(24kmオーバー)で白バイに捕まり初日にいきなりの出費 | ||||||||||||||
名古屋・桑名・四日市と大都市・工業地帯を抜けて鈴鹿・松阪と走り | ||||||||||||||
二見浦の夫婦岩を見たのはもう夕方、伊勢の国民宿舎(現伊勢志摩ロッジ)にようやくたどり着いた | ||||||||||||||
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9月4日 2日目 伊勢−勝浦国民休暇村 雨 | ||||||||||||||
出発の時から霧雨で伊勢志摩スカイラインはほとんど景色が見えず | ||||||||||||||
志摩の海は入り組んでいて道の両側に海が見えるような場所がいくつもあった
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鳥羽を経て大王崎灯台から紀伊長島・尾鷲・熊野あたりはかなり強い雨に見舞われた |
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国道とはいえ民家の軒下をかすめるような道で雨の国道を大勢の沢蟹が横切っていたのが | ||||||||||||||
妙に記憶に残っている | ||||||||||||||
熊野大社を見学して新宮から那智勝浦の国民休暇村に宿泊 | ||||||||||||||
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9月5日 3日目 勝浦−白浜国民宿舎 晴れ |
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那智の滝 |
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那智の滝見学、さすがに日本一の名瀑に神秘的なものを覚えた | ||||||||||||||
勝浦港で遊覧船に乗り紀松島と言われる奇岩の数々を眺め名物サンマ寿司を食べる | ||||||||||||||
かって捕鯨で賑わった太地町を訪ね熱帯魚が港の中を泳いでいるのにびっくり | ||||||||||||||
海岸線を南下して橋杭岩・串本を通り本州最南端の潮岬に到着 | ||||||||||||||
途中の人気の無い海岸で泳ぎ知り合った青年と話をして写真を撮った | ||||||||||||||
半島の反対側を北上して白浜で三段壁・千畳敷を見て円月島の近くの国民宿舎に到着 |
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9月6日 4日目 白浜−伊勢国民宿舎 晴れ | ||||||||||||||
白浜空港の先から山に入り龍神村から十津川渓谷沿いを一気に走る | ||||||||||||||
まったく信号の無い道を走り日本一の谷瀬の吊り橋を見て奈良県を越えて伊勢に戻った | ||||||||||||||
このあたりの記憶は曖昧で三段壁・千畳敷を見たのが前日かこの日か 十津川からどういうルートで伊勢に出たのか記憶が欠落している 実はもう一泊したのかこの日に一気に帰ったのかも定かではないのだ 伊勢神宮も2日目に見たのか最後に見たのか自信が無い 最後にフェリーに乗った場面はしっかり記憶しているのだが いずれ記憶を補強するような資料があれば訂正します したがって最終日は幻かもしれないのだがいずれにしてもその区間を走っている事だけは 間違いない事実だ |
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9月7日 5日目 伊勢−自宅 晴れ | ||||||||||||||
伊勢神宮の外宮・内宮を見学して伊勢湾フェリーで伊良湖経由で帰路へ | ||||||||||||||
フェリーはこの時が初体験で乗船時に父の形見だったカメラが壊れてしまった | ||||||||||||||
今回も高速を使わなかったので往復の時間がかなりかかっているが | ||||||||||||||
能登ツーリングに比べると国民宿舎で毎晩ビールも飲んでちょっと贅沢な旅だった | ||||||||||||||
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当時会社は退職者が相次ぎ自分は押し出されるように責任のある立場になっていった | ||||||||||||||
厳しい状況の中無理矢理のように休暇を取って出かけたが心の中は純粋に旅を楽しむ心境では | ||||||||||||||
無かったのかもしれない | ||||||||||||||
このころ妻との交際はすでに始まっていた(3年目) | ||||||||||||||
お土産はいったい何を買ったのだろうか? |