富津岬
2006年6月11日

さて何で富津岬に来たかと言うと、岬めぐりをテーマに旅しているのに富津岬は一度も来た事がなかったから。
房総半島には数え切れないほど来ているのに、何故か来ていなかった富津岬。

東京湾の岬で残されている空白地帯だったので、機会があれば行ってやろうと以前から思っていた。
そこで梅雨の走りで雨が心配なこの時期だったが、不意に思い立って出かけてきた。

昼過ぎからののんびりとした出発。
しかしアクアラインが出来てからは実に近い。
木更津金田で降りて海岸線に沿って富津岬を目指す。

R16の終点から岬はすぐ。
キャンプ場やプールがあるが観光客の姿はまばらだ。
鋭角に尖った岬の真ん中を切り裂く道を真っすぐに先端に向かう。

岬の先端には大きな展望台があるが、あとは大きな駐車場があるだけだ。
かなり大きな展望台だが、なんとなく寂しさが漂う
明治100年を記念して建造され、五葉松を模った
デザインらしい。

階段の下で学生らしきグループがBBQをしていた。
展望台からは間近に第一海堡が見える。

第一海堡は第二次大戦中に対空砲火用に作られた
人口の砲台島で、さらに神奈川県寄りに第二、第三
海堡があるが、第三は撤去工事が行われ、かっては
釣りの名所だった第二も、現在は立ち入り禁止になって
いる。



展望台から陸側を見ると、両側が海で如何に先端が細長い
形状になっているかが、はっきりと見て取れる。

さて岬は訪れたが、もう一つのお楽しみは富津名物のアナゴ丼。
来る途中にも富津漁港前の通りは穴子丼ののぼりがはためいて、クラクラと誘惑される。
通りから一本入った場所にある大魚寿司という店に入ってみた。



寿司屋だが目当てはもちろん穴子天丼。
でもせっかく寿司屋なので、やはりこの辺りの名物アオヤギも注文



三種のアオヤギ盛り合わせだが、特にアオヤギのなめろうが絶品だった。
思わず生ビール!と言いたくなるよが、バイクだから飲めないのが残念。


そして出てきた穴子天丼(1300円)

目の前に置かれたどんぶりを見てびっくり。
どんぶりからはみ出している穴子がこぼれそうだよ。

はみ出たところから思い切りがぶり!
ほわっと柔らかい身が口に中に広がり、香ばしい衣と甘いタレが絡み合う。
書いていてもまた食べたくなってくるぞ(笑)

アクアラインの通行料金の高ささえなければ本当に近いので、あっというまに自宅に帰りついてしまった。

ひょいと気まぐれで来た富津岬。
近いけれどあなどれないぞ(あなごもうまいぞ)


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