5月3日(火)


今日も天気は晴れているが、相変わらずかなり寒い。
例によってトーストとコーヒーの朝食を済ませ撤収作業を終えると、頑張って8時にキャンプ場を出発した。
今日は松前半島を一周し日本海側を北上する。
どこまで行けるか判らないが、これまでで一番の距離を走る事になりそうだ。

快晴の大沼公園は駒ケ岳もきれいに姿を現し、昨日の墨絵の世界とはがらりと雰囲気を変えている。
昨夜、函館から来た道を戻るが夜には見えなかった小沼が美しい。
やはり旅で夜に走りものではない。
美しい景色がすべて闇に隠れてしまう。

5号線から道道を経て国道227号を江差方面に向かう。
きじひき高原の看板を見つけて右折。
曲がりくねった上り坂を進み、やがて両側に牧場が広がる大きく開けた高原に辿り着いた。
牛も馬も姿が見え無い牧場地帯を進み、一際高い展望台に到着。

ここ、きじひき山展望台は大沼公園を足元に一望し、函館市街も見渡せる絶好の眺望地。
その割にメジャーな観光スポットからは外れていて訪れる人もまばらなようだ。
現に訪れた時は私一人で、帰りがけに一組の家族が来ただけだった。

せっかくなので駒ケ岳をバックにセルフタイマーで記念写真を撮っておく。
展望台から先に行く道は除雪されておらず、未だ多くの雪に覆われていた。
ふもとのを途中まで国道まで戻り、上磯町で国道228号にぶつかる。


晴れ渡った大沼の湖面に駒ケ岳が映える

きじひき高原からの眺望
大沼公園が一望できる

駒ケ岳をバックに記念写真

展望台の先の道路は除雪しておらず
これ以上進むことはできなかった

ここから津軽海峡を眺めながら、木古内、知内、福島と進み北海道最南端の白神崎を目指す。
出発が早かったせいか10時を過ぎたばかりだと言うのに妙に腹が減ってきた。
木古内で道端の広場で仮設テントでいろいろな即売をしているのを見つけ立ち寄ってみた。

まだ始まったばかりのようだが、美味そうなものもいろいろありそう。
まずホタテの肝のバター炒めを食べる。
一皿100円と安い。
味は濃厚な肝の味とバターと醤油の香りがマッチして実に美味い。

まだまだ物足りないので焼き鳥(豚肉のバラ肉だが北海道で焼き鳥といえばこれらしい)を3本頼む。
一本100円でこれは脂の乗った肉に塩味が効いた予想通りの味で、これもぺろり!
さらに牡蠣の殻焼きも焼けたようなので一つ食べたが、これも一つ100円と安くて美味い。
何故かバナナまで一房(100円)買って木古内の町をあとにした。

知内から道は海岸を離れ山間部に入る。
木古内にて
焼き鳥
帆立
牡蠣

道の駅しりうちは鉄道の知内駅とくっついている。
広い駐車場は車で一杯だった。
知内は北島三郎の生家がある町。
道の駅のあちこちに彼のポスターが貼ってあり、お土産も北島三郎にちなんだものがいろいろとあった。

福島峠を越えて国道が海にぶつかる福島町は大相撲の横綱「千代の海」「千代の富士」の出身地ということで
横綱の里ふくしまの幟があちこちにはためいていた。
道の駅にも大きな横綱の像があったが、さして興味がないので青函トンネル記念館に寄ってみた。
玄関前に調査に使った潜水艇の実物があり、ロビーの中には掘削機械も展示してありました。
中の展示も見ようかどうか考えたのですが、どうも腹の具合がおかしくなりしばらくトイレにこもる事に・・・

展示を見る気力も失せたので出発し、再び海沿いに出てきたR288を白神崎を目指す。
急に暗い雲が空を覆い始め、気温が見る見る下がってきた。
走っていて咳が止まらない。
寒気がするし、腹もしくしく痛む。

白神崎は小さな駐車場に北海道最南端の碑があるだけの、見るべきところも無い岬だった。
しかもその最南端の碑は誰の仕業か倒されているではないか。
対岸の竜飛崎でもくっきりと見えればまた印象も違うのだろうが、雲に覆われた津軽海峡の先に
青森県を確認する事はできない。
写真だけ撮って早々に立ち去る。
白神岬からの眺望は平凡
対岸の津軽半島が見えれば感慨もあるが
岬から福島側を見る
北海道最南端碑は無残にも倒れていた

松前町は桜祭りで観光客が訪れているようで、意外と交通量が多かった。
松前城などもあるのだが、コンクリートの再建城はあまり興味が涌かないのでスルー。
相変わらず体調は悪い。
札前という漁港に大きな幟がはためき、何かやっているので立ち寄ってみた。
暖かい物でも体に入れれば少しは良くなるかと思ったのだ。
思惑通り、暖かいアワビ汁などが売られていたが、食欲がわかず眺めるだけになってしまった、。

ふたたび国道を江差方面に北上。
途中の駐車場のトイレで出すものを出したら随分と楽になってきた。
雲も切れて青空が見え始めた。
なんか体調と天候が見事に連動しているようだ。

江差には14:30に到着。
港には戊辰戦争で沈没した開陽丸が復元して停泊している。
幕末の歴史はあまり詳しくないので、これも外から写真を撮るだけでおわり。
ちょっと先の「道の駅江差」で隣り合ったライダーと情報交換。
彼は宗谷岬まで行った帰りで、今夜は大沼公園のキャンプ場に泊り、明日函館から大間に渡り
群馬まで下道で帰ると言っていた。

札前漁港
東京では珍しい魚がいろいろ
日本海のきれいな砂浜
復元された開陽丸

その後も海沿いをひたすら北上。
乙部町、熊石町、大成町、北桧山町と走りに徹して、そろそろ夕暮れも近付いたので、国道からは
少し離れるが無料で設備も良いという情報の真駒内ダム公園キャンプ場を目指す。
真駒内といっても札幌のそばの真駒内とはまったく別の場所。
牧場が広がる道をしばらく行くとそれらしい公園を発見。

まったく人影はない。
こんなところに来るのは自分くらいなものか、と公園の奥のキャンプ場へ行ってみると
オートキャンプの車でいっぱい。
どうも北海道のオートキャンパーの間では知れ渡っている存在のようだ。

バイクの姿はどこにも無い。
一人、車とは離れた場所にテントを張った。
きれいな芝のサイトで、サイトは区画されてすべて車が横付け出来てオートキャンプが
できるようになっている。
これで無料なのだから、オートキャンパーに人気なのも納得。
逆にバイクのライダーはオートキャンプ場ということで、料金が高いのだろうと思い敬遠しているのだろう。
ここはしっかり情報収集をしていた成果が出たという事だな。

本日の走行距離は316kmと、かなり距離を稼いだ。
テントの設営を終えてから町に戻り、スーパー買い出しをしてから、近くの「温泉ホテルきたひやま」で
入浴(500円)。
まだ新しい建物で風呂も色々な浴槽があり、長かった一日の疲れがすっかり癒された。
泉質はナトリウム塩化物硫酸塩泉で透明でさらっとしていた。

ホテル前の駐車場でブログを更新すると、キャンプ場に戻った。
キャンプ場は携帯圏外なので、もう本日の更新は終了。
子供たちの遊び声が賑やかだ。
子供たちは会ったその場ですぐ友達になってしまう。
あんな頃もあったんだなあと遠い遠い昔を思い出し、一人の夕餉を終えて、かなり早い時間に眠りについた。

若い頃と違い、寝たら朝までぐっすりという事はほとんど無い。
2、3時間眠ると起きてしまう事がほとんどだ。
すぐにまた眠れれば良いが、大抵はそのまま夜中に起きている事が多い。
そんな時の相棒はラジオだ。
ちょうどNHKの「ラジオ深夜便」で落語を何日か連続でやっていたので、気がつけば毎日聞いていた。
明け方に、また眠くなって寝直すパターンが多く、そんな事も朝の出発が遅い原因になっている。
明日もかなり走る事になる。
なるべく寝ておきたいのだが・・・


本日の走行距離 316km

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