12月30日(月) 晴れ


徳島も山の中に入ると流石に冷え込み朝起きるとテントは霜で真っ白。
コッヘルに入れていた水も表面が凍っていた。
それでもテントの中はさほど寒さも感じずに眠ることができた。
二人がそれぞれ出発するのを見送りながら、霜で濡れたテントを乾かして朝飯をしっかり食べると
10時ころにのんびりと出発。



シートは霜がびっしり

ZRX1100氏
今日は195号で山越えで高知を目指すと言っていたが
積雪の可能性大の道を無事に行けただろうか?
エリミネーター250氏
今日もお遍路の続きをするそうだ


まずは四国最東端の蒲生田岬に向かう。
川に沿った道を進み右に川を渡ると海岸の堤防沿いに細い道が続く。
しばらくすると登り道になりいよいよ岬に入る。
岬の入口からは狭く見通しの悪いアップダウンの続くワインディングロードが続く。
舗装も悪くダートの区間も一部あり、かなり神経を使いながら岬を目指す。




やがて集落があり開けた場所を通り抜けると海岸に突き当たった。
バスの折り返し場所のようだが便所もあったのでとりあえず用を足してから海岸に出てみる。
ここは海亀の産卵地として有名な場所らしいが冬の海にはもちろん海亀の姿は無い。
思ったよりもこじんまりとした砂浜で無造作に放り込まれたテトラポットが興ざめだ。
すぐ前にある小学校には海亀の像が校門に飾ってあった。




「海亀大好き」蒲生田小学校の校門前 

そこから細い道をさらに進むと駐車場がありそこから先は遊歩道だ。
岬先端の山の上に白く輝く灯台まではその遊歩道を通り、その先の100段ほどの階段を
上がらなければならない。
やっと岬に到着 灯台下の磯
灯台をバックに記念写真 帰り際にすれ違った所沢ナンバーの女性二人組


無人の灯台がひっそりと立つだけで観光地の趣はまったく無い。
眼下には阿波の荒磯が広がり、その先は広大な太平洋が限りなく広がる。
グレ狙いであろう釣り人の姿も足元の磯に見られた。
阿波釣法発祥の地、ここまで来て釣りをしないのももったいない話だ。
しかし限られた日数でのツーリングと釣りは両立できない。
またいずれ竿を出す機会もあるだろう。
セルフタイマーで灯台をバックに記念写真を取り階段を下る。
まず四国最東端に足跡を印す事ができた。
蒲生田岬はアクセスが悪く観光地でも無い場所だが来る価値はあった。

来る時にも気になったのだが途中突然道が開け派手な幟がはためいていた。
舟瀬温泉というツーリングマップルにも載っていない温泉が岬の中ほどに有った。
夏にオープンしたばかりの施設だが残念ながら年末ということで休館。
入れなかったから言うわけではないが場違いなほど立派な建物である。
しかし年末年始に休んでいるようじゃ、こんな場所で到底採算など取れないだろう。
どうせ税金を投入した施設なんだろうが悪しき地方の箱物行政の一端を見た気がする。
温泉は大好きだがあまりにも華美な施設は必要ないだろう。


岬の入口まで戻り県道由岐大西線に入り、伊座利峠を越えると入り組んだ海岸線を眼下に見ながら
くねくねと曲がりくねった道のカーブを過ぎると、突然木々の間から美しい海と空が、墨絵のような
濃淡を描き目に飛び込み、目指す先の海と空が溶け込んだように見える。
日和佐町で国道に合流し一路室戸岬を目指す。


舟瀬温泉 真新しいのぼりがあちこちにあったが 入り組んだ海岸線が連なる南阿波の海岸


左に太平洋を眺めながら海沿いの道をひたすら走る。
時々歩いているお遍路さんの姿を見つける瞬間も四国を感じさせる。
岬の尾根を縫うように海岸線からはかなり高いところを走る。
道の脇には羊歯が茂る場所が度々現われ、南国の、四国の道を感じる。
海南町・海部町と進み宍喰町で「道の駅宍喰温泉」にて休憩。
施設内に温泉も併設してあったが、あまり時間に余裕がないので少しの休憩ですぐに出発。

その後はずっと左に太平洋を眺める一本道の土佐浜街道だ。
日が傾き始めた道を室戸岬めざしひたすら走る。


50km近く海岸線の道が続く 夫婦岩


夕方室戸岬に到着し海岸で写真を撮った後、市街でビールを買い込んで一気に急な坂を駆け上がり
丘の上の国民宿舎でキャンプ場の受付を済ます。
夕陽ヶ丘キャンプ場が今夜の宿。
きれいに区画整理された芝生のサイトで温水シャワーも完備したトイレ棟もある環境で1000円の値段も
まあ納得できるもの。
すっかり暗くなってから設営開始。



これは翌朝の写真
夕陽ヶ丘キャンプ場は近くの国民宿舎が管理

テント設営もすっかり慣れて10分ほどで完了。
オフ車のソロライダーが先客でいたが出かけていて話はできなかった。
玉子雑炊とウインナー炒めが今晩のおかず。
ビールを流し込み四国2日目も順調に過ぎていった。

玉子雑炊 ウインナー炒め



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