春浅き内浦山県民の森キャンプ場 2008年3月1日、2日 |
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今回のツーリングは久しぶりにキャンプをする事と杉戸林道を走る事が目的だったので、それ以外はツーリングとして レポートするような事は正直言って無い。 自宅から小湊まではアクアラインを使えば2時間で到着するし、キャンプが目的でなければそもそも1泊するような距離 でもないからね。 そこでキャンプ場で感じた事をここでは書いてみたい。 今回も利用した内浦山県民の森キャンプ場は今回で確か5回目となる。 房総半島もバカ高いオートキャンプ場は多々あるが、手頃な料金でソロキャンプを楽しめる場所はなかなか無いのが 実情だが、ここはテント一張り630円と安く、ハイシーズンを除けば静かだし、併設の宿泊施設の風呂も利用できるなど 使い勝手が良い。 キャンプ場は第1と第2の二カ所あり、別に離れた場所にオートキャンプ場があるので、賑やかなファミキャン組とは 離れて過ごすことができる。 第1は芝生広場の奥の丘の上にあり、区画されたサイトが20ほどある。 サイトは土で一部はスノコ敷きの区画もあり、広さはファミリー用の大型テントが設置できる位なので、小型テントなら 二張り余裕で設営できる広さがある。 サイト脇にテーブル、ベンチが多数設置されているので、食事の時などは非常に便利。 炊事場、シャワー室、トイレ(水洗)がひとまとめにレイアウトされて使い勝手は非常に良い。 直火は禁止だが焚き火台等を準備すれば焚き火も楽しめ、場内で作った自家製の炭も販売している。 第1キャンプ場は基本的に車、バイクの乗り入れは禁止で、荷物の搬入はリアカーを利用することになるが、サイトまで の坂が非常に急で、駐車場からの距離もあるのがネックとなる。 但し閑散期は場内まで搬入のためならばバイクの乗り入れを許可してくれる場合があるので相談してみよう。 第2キャンプ場は場内の林道をさらに奥に行った左側の谷にある。 道路から階段をおりてすぐに10区画ほど、さらにその奥にも10区画以上があるようだが、まだ奥のサイトは利用した事 がない。 道路を挟んで階段の反対側にトイレがあり、その前にバイクなら5台ほど駐車できるスペースがあるので、バイクでの 搬入はこちらの方が楽だろう。 ここも原則はバイクも下の駐車場に止めてほしいとの事だったが、やはり繁忙期でなければトイレ前に停めておけると 思う。 こちらのほうがサイト内は何もなく、また日当たりも悪いが、その分より静かに夜を過ごせる。 サイトは土で区画されているが、テーブル等の施設は無いのでこちらを利用する時は準備した方が良いだろう。 管理棟にある風呂はキャンプ場利用者は315円で入浴できる。 温泉ではないが木炭を使った遠赤外線効果の風呂で、一度に10人程度が入れる大きさがある。 買物は鴨川方面に出て亀田病院の裏手にスーパーがあり、酒、食料品が揃う。 また鴨川駅近くにジャスコ(食品売り場は24時まで営業)があるので、そこまで行けば何でも揃う。 |
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ということで使い勝手の良さから何度も利用しているわけだが、まだ寒いこの時期は他に利用者もいないだろうと思って いたら、受付でバイクの客が何組か予約していると聞きびっくり! サイトに向かうとすでにテントが一張りあった。 ![]() 珍しいモノポールテント、いわゆるインディアンテントだ。 前々からこのタイプのテントは興味があり、去年の北海道ツーリングでも屈斜路湖で見かけていた。 一体どんな人が持主なのか、今は出かけているようだが気になる。 設営を終えてテント内に荷物を仕舞ってから林道を走りに行った。 買い出しを済ませサイトに帰ってきた時は新たに二張りのテントが増えており、それぞれのテントのそばにはバイクも 停めてあった。 モノポールテントの持ち主Yさんのバイクはこれまた珍しいスズキのXF650FREEWIND。
コールマンのツーリングテントの前にはハーレー・スポーツスター883。
その右にはスズキGN125H。
いずれも特製のキャリアを装着し旅バイク仕様になっている。 なかでもXF650は実際に見るのは初めてで、最初はどこのメーカーのバイクなのかも判らなかった。 DR650のエンジンを流用した単気筒油冷エンジン、デュアルパーパスなフォルム、乾燥重量162kgの軽さ。 国内販売されなかった希少性。 なんか自分のツボを押さえているようなバイクだ。 フロントは19インチだが、それなりのタイヤを履けば林道もかなり楽しめるだろうなあ。 気になるテントの中も見せてもらったが思った以上に広く、何といっても魅力なのはその室内の高さ。 立って着替える事が出来るのは非常に楽だ。 床面が無いので地面に直なので、このタイプのテントにはコットという簡易ベッドが必須なのだが、コットも思ったよりも 軽く、寝心地も良く(実際に試させてもらった)これは欲しくなっちゃったなあ。 ペグダウン出来ない場所での設営が困難なのが難点だが、使用する場所を選べばよりキャンプが楽しくなりそうだ。 また自然換気ができるのでテント内で火気を使用できるのもこのタイプのテントの大きなメリット。 ハーレーの後部には特製の伸縮できるキャリアが装着されていた。 オークションで落札した特注のキャリアだそうだが、相当の積載性がありそうで大きなコンテナBOXでも安定して積め そうだ。 ベルトドライブのメンテナンスフリーな所もうらやましい。 GN125も実に息の長いバイクだ。 最初の発売が1982年だから実に25年前になる。 その後、生産地を中国に代えて現在も生産されているロングセラーモデル。 125ccというのは休みがたっぷりある旅ならば、高速を使う必要が無いしフェリーの航走料金も安く、燃費も良いので 有る意味ジャストサイズかもしれない。 |
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夜になり焚き火を囲んで4人で語り合う。 バイクの話、旅の話、キャンプ道具の話、初対面でも話は尽きない。 ほどよい寒さも気持ちが良い。 星空の上を時々羽田へ向かう旅客機が赤と緑の灯りを点滅させながら通過する。 ここは丁度飛行ルートの真上に当たるので夜遅くなっても意外と飛んで来る。 気が付けば随分とアルコールも進んだようだ。 明日もある事だし(帰るだけだが)そろそろお開きとしようか。 |
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翌日も6時前には目覚めてしまったが、そうそう早くに起きだしても仕方ないので7時ころまでテントの中でのんびり。 朝食はお手軽にトーストとコーヒー。 食事を終えて撤収を済ませてもしばしまったり。 いろいろと話をしながら、まず草加の学生クンが出発。 そして自分も二人の見送りを受けて出発。 たまには海岸線を回って帰ろうかと思ったが、鴨川市内でちょっと車が詰まっていると、もう面倒くさくなり長狭街道から 清和県民の森を抜けて君津インターへ。 インター手前の「四季の蔵」で土産を買って、ついでに回転寿司で軽く寿司を摘まんでから館山道に入る。 ナビの地図では館山道はまだ全線開通していないので「お勧めルート」だと君津インターまで案内してくる。 特に急ぐ訳では無いし、何度も走った道ではあるが楽しめる。 アクアラインを渡り、例によって海ほたるには目もくれず昼過ぎには帰宅した。 |