天城峠は白銀の世界

2008年2月11日(祝)



週の半ばに雪が降り、行ける場所も限定されるので暖かい(であろう)伊豆の林道が今回のターゲット。
今回のメンバーは2週連続同行の林道師匠まっき〜さんと246の女王の異名を取るyuriさん(KLX250改)。
西湘バイパスのPAに8時に待ち合わせ。

しかし無茶苦茶寒い!!
天気は良く、富士山もくっきりと見えたのだが富士山ばかりでなく、丹沢も箱根も上の方は真っ白。
どうも行く手には凍結路面が待っている予感。

          
今日は相模湾もベタナギ

すでにまっき〜さんは到着しており、二人でだべっているとyuriさんからちょっと遅れるとのメール。
その間に開店直後の売店に入り暖かいソバで腹ごしらえ。

目的地は土肥中央林道だがどこかで峠越えをしなくてはならないが、箱根新道なら除雪がキチンとされているだろうと
予測して箱根越えで行く事に。

箱根新道を上ると道の脇はどんどん雪が増えてくる。
路面は除雪されているので走行に問題は無いが、この先の林道の状態がどうなのか不安はますます高まる。
取りあえず箱根は無事に越えて、三島に下るとポカポカの陽気。
これなら平気かな?


ということで最初の目的地、土肥中央林道に到着。
短いダートを抜けて再び舗装路を登り始めると・・・

 

心配は的中し見事に凍結しているではないか。
一応歩いて路面状況を偵察したが、完全に凍結してとても登れる状態では無い。
無理しても悲惨な結果になるのは容易に想像できるので、潔く撤退することにした。

しかしこのまま海岸線をぐるっと周って帰ってきたのでは当たり前のツーリングで終わってしまう。
そこで我々は次のターゲットを見つけて急行した。


そして目的地に到着したが・・・ 

しかし


    なんだこれは?



天城峠旧道は完全に雪国だった。

「伊豆の踊り子」の舞台のつもりが「雪国」に来てしまったよ(笑)
国道の駐車場に車を停めて歩いて来た人は何人もいたが、ここまで進入してくる車はほとんどいない。
それでもタクシーがこのトンネルを目指して進んで行ったのには驚いたが。
もっとも、そのあとから来たタクシーは諦めてここでUターンして帰っていった。


 

そんなシチュエーションの中、お約束のコーヒーブレイク。
寒いので湯もなかなか沸かない。

東屋の下のベンチも雪が厚く積もっており、一所懸命ベンチの雪を払って二台のバーナーでお湯沸かし。
コーンポタージュとコーヒーで暖を取り、一休みして雪遊び開始。

自分はカメラマンに徹していたんだがね(笑)

 

  

 
yuriさん後輪が空転してなかなかスタートできず。
どうにか発進したが期待通りの転倒(おいしい)
でも転んでも全然痛くないし、何より楽しそう。




まっき〜さんが旧道のトンネルから帰ってた。
やはりこの先は相当雪が深く難儀したようだ。

 
自分は転がすと重いトランザルプを起こすのが辛いので自重。
でも本当は走りまわりたかったなあ。
やっぱり軽量のバイクが欲しい、と先週に続いて考えてしまう。

しかし、こいつらばっかじゃないの、何考えてるんだろう、なんて通りかかった人は思っていたことだろう。
うん、否定はできないな(笑)

思わぬ雪遊びに林道を走れなかった欲求不満も解消。
さて帰るか


轍を慎重にトレースして下って行く。

温泉にも、淨蓮の滝にも、ワサビにも、河津桜にも、美味い魚にも目もくれず、三連休最終日で渋滞するクルマを
すり抜けすり抜け、途中のマックで反省会をして、三島で二人と別れた後は往路と同じルートで帰宅した。
肝心のダートはほんのわずかしか走れなかったが、この時期ならではの雪上走行ができて、これはこれで面白かった。

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