北海道ツーリング 2007

林道三昧の一日

サホロ湖キャンプ場連泊

9月17日(月) 曇りのち雨

昨夜も雨が断続的に降っていた。
今日は今回のツーリングのテーマである 北海道の林道を走りまくろう! の第一段。
パンケニコロベツ林道・シートカチ林道からヌプントムラウシ林道に入り秘湯ヌプントムラウシ温泉を目指す。
帰りは途中からペンケニコロベツ林道に入り140km近くの連続ダートを楽しむ日だ。

ただし何日も降り続いた雨が非常に気になる。
路面の悪化はもちろん、落石や土砂崩れで通行止めになるリスクが高まるからだ。
できれば数日晴天が続いた日に走りたいが、こればかりは仕方がない。
もし行ってみて通行止めならば、帰路にでも再チャレンジしよう。

キャンプ場に荷物を置いて、昼食の弁当におにぎりとゆで卵を作って出発。
まずスタンドで給油をし、新得から道道718で屈足を通り発電所脇のパンケニコロベツ林道入り口に10時に到達。
いよいよ北海道のロングダートに挑戦だ。
パンケニコロベツ林道

岩松発電所の手前を左に入る
突きあたりを右に曲がると林道入り口
最初は超フラットな直線が続く
切り出した木材が積んである
川沿いを上流に向かう
分岐は多いが迷うような場所は無い
小さな落石はあちこちにあった
明るい林間コース
小さな滝が数多くある
こちらにも滝が
上がるに従って道幅が少し狭くなってきた
川を見ながらどんどん進む
路面はとても走りやすい
まったく対向車は無い
ぬかっている場所でもスタンドが沈む事はない
思わずアクセルオープン!!
奥十勝峠に到達、ここからはシーチカチ林道になる
ここまで約1時間
秘奥の滝への林道は通行止めになっていた

こちらを行くとペンケニコロベツ林道
帰りはこちらを通る予定だ


ヌプントムラウシへは直進する
多少ギャップはあるが走りやすいシートカチ林道
お!大きな落石
しかしぎりぎり車が通れるスペースは有った
シートカチ林道終点


パンケニコロベツ林道・シートカチ林道と合わせて50kmの林道は路面が走りやすく、直線的なコースが多いので
思ったより早く1時間半ほどで通過した。
ここからちょっとだけ舗装路に出て曙橋を越えて左に入るとヌプントムラウシへの入り口だ。

ヌプントムラウシ温泉

左側の曙橋の奥がシートカチ林道
右に入る道がヌプントムラウシ林道
ヌプントムラウシ林道入り口
全長は10762m
しばらくはフラットな道だが
小さな穴が多くなる
おーっとヌタヌタマディ現る!
慎重に端を通って通過
今度はギャップ越えセクション

おっと今度は深砂利セクションだ!


温泉手前の駐車場にはロードバイクが数台
根性あるなあ!!
温泉到着は11時50分
川の向こうに見える小屋が温泉の目印
奥には源泉の噴煙が上がっている
この丸木橋を渡って行くがバイクじゃ無理だね

更衣室はあるが混浴です
きれいな木で囲われた浴槽
近くの源泉からは熱湯が噴き出している
温泉卵ができるぞ
手前の山小屋近くにはオートキャンプしている車が
数台停まっていた
温泉にも入ったし引き返そう

曙橋に戻って来ました
12時56分

そのままシートカチ林道を戻る予定だったが、ちょっとトムラウシ温泉にも寄り道してみよう。
トムラウシ温泉までは浮き砂利のダートを9km走る。

非常に立派な建物の国民宿舎東大雪荘

温泉には入らなかったが自販機でペットボトルのお茶を補給。
行きに飲み物を買いそびれたので、弁当持参なのに飲み物が無くて困っていたのだ。
ここに来た一番の目的はこれだったのかも。

では戻って適当なところでお弁当タイムにしよう。

シーチカチ林道・ペンケニコロベツ林道

  
シートカチ林道は電力会社の工事中だったが、バイクは
脇を通してもらえた。
奥十勝峠まで戻って、さあ弁当にしようと思ったら!

奥十勝峠まで戻ったのが14時15分。
さすがにお腹が空いてきた。
リアケースに入れたバッグから、朝作った弁当のおにぎりとゆで卵を取り出すと・・・

ゆで卵は爆発して粉々!! orz

気持ち良く走った代償はこれかよ?

おにぎりも崩れかけているじゃん (*_*)

まあ食べられないわけじゃあ無いので、お茶で流し込む。
しかし林道とはいえ誰も来ない山の中。
いつヒグマが現れても不思議では無いので落ち着いて食べる気にもならない。
再びエンジンをかけてペンケニコロベツ林道へ入る。

ペンケニコロベツ林道はここから28km
この先は多少ガレていた
川沿いを今度はゆるやかに下る
何日も続く雨に水流は早く濁っていた
明るく走りやすい
牧場脇に出てそろそろ終点か
ここまであっという間の気がする


林道出口に到着
パンケ入口から5時間のダート走行だった



往復150kmのダート走行は思ったより短く感じた。
それだけ走りやすく、またアベレージスピードも関東近郊の曲がりくねった林道に比べ速かった。
トランザルプで5速ホールドで走れた区間がかなりあったのだから走っていても距離感が舗装路とあまり変わらない。
多少のギャップがあってもスピードが乗っていると、かえって楽に通過できるのでライン取りもさほど神経を使わなく
て済んだ。
とにかく北海道の林道を満喫できた楽しい一日だった。

このあと新得駅前で風呂に入り、スーパーで買い物をしてキャンプ場に戻った。
テントに戻る頃にはまた雨が降り始めた。
今夜も雨の中か。


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