北海道ツーリング 2007

9月14日(金) 晴れ

今年も恒例となりつつある北海道上陸の季節がやってきた。
憧れていながら、なかなか足を踏み入れる事ができなかった北の大地。
やっと2年前に初上陸してから、憑きものが取れたようにこれで3年連続4度目の北海道ツーリングだ。
過去3回は北海道を3分割した海岸線一周ツーリングだったが、それも達成した今回は今までに取りこぼした
ような場所を訪れると共に、林道に本格的にチャレンジしてみようと思っている。

前回も多少はダート走行はしたものの、いずれも荷物満載状態での走行だったために走行を楽しむというより
は、慎重に走る事に神経が行ってしまった。
タイヤも今よりもオン寄りのタイヤを履いていたしね。

従って今回はエリアごとにベースキャンプを定め、荷物を置いて身軽な状態で林道を攻める計画だ。
渡道に際し前後タイヤを交換し、ステップをワイドステップに交換するなど、よりダートへの適応性を高める整備
を施して万全を期したつもりだ。

例によって今回もキャンプ・自炊が主となるため、キャンプ道具・食糧など大量の荷物を積んでの旅立ちとなった。

今年の夏休みは3連休が2週続くカレンダーを上手く使い、北海道滞在10日間のスケジュールを確保すること
ができた。

14日(金)の夕方便で大洗港から出港する「さんふらわーふらの」が往路の船だ。
今までは深夜便しか乗った事が無かったのだが、今年から商船三井の深夜便が貨物重視で乗客定員が大幅
に減ってしまった事もあり、初めて夕方便を利用することにした。
このほうが苫小牧に午後2時到着なので、到着後キャンプ場に移動する時間が確保できる。

深夜便であると到着も夜になるので、当日はいつも苫小牧、千歳あたりのビジネスホテルを利用していたが、
その分の費用を浮かすことができるのはメリットだ。


出発時間に余裕があるので午前中に落ち着いてパッキングを済ませ、午後1時過ぎに自宅を出発。
首都高の渋滞と冬用ジャケット着用の身には辛すぎる暑さに辟易しながら、何とか常磐道に入ると流れも順調
になってきた。

明らかに同じ船に乗り込むのであろう、大きな荷物を積んだバイクも何台か我がトランザルプを追い抜いて行く。
自分はといえば制限速度をきっちり守り、慌てず騒がずの走行だ。

もっとも自分が騒がずとも、新品のオフロードタイヤは賑やかなロードノイズで騒ぎ立てるので、速度を出す気に
もならないのだが。

大洗港に到着すると20台ほどのバイクがすでに待機していた。
この時期でも結構いるものだ。

二輪便利帳の予定表に書き込んでいたのを見た人が声をかけてくれたり、同じ横浜ナンバーのライダーと雑談
を交わしているうちにいよいよ乗船開始。
接岸中のさんふらわーふらの
毎回のことながらワクワクする乗船待ち

二段ベッドのカジュアルシートは上段はすべて利用者無しで、乗船率5割だった。
上の人間を気にせずに落ち着いて利用できるのは嬉しいところ。
向かいの席を見ると先ほど話していた横浜のライダーだった。
「奇遇ですねえ」などと言いながら、お互いの今後のスケジュールなどを語り合った。

今回は事前に船中食を買い出しておかなかったので、船内のレストランでバイクング形式の食事を選択した。
まあ選択したというよりは、それしか無いわけなんだが朝食との2食セットで2300円はずいぶんいい値段だ。
そう思いながらも1杯500円のサッポロクラシック生を2杯飲んでしまい、ほろ酔い気分で部屋に戻る。

風呂に入り食事を済ませると、船内ですることも限られる。
持参した「北の国から2002 遺言」のDVD前篇を見終わるとちょうど寝るのに良い時間になった。
このDVDを見るたびに羅臼に行きたくなる。
今回?
もちろん行くつもりだ。

しかし船内は暑い。
Tシャツに短パンという超軽装なのだが暑苦しくて仕方がない。
カーテンを少し開けて多少でも涼しい空気を入れながら、なんとか眠りについた。

船内のラウンジ

ついつい生ビールが進んでしまう。
夕食バイキングは1600円
1000円の朝食とセットで2300円と多少割引になる。


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