房総の秘境と滝巡りツーリング
2007年5月26日・27日
土曜日10時に久里浜港に集合なので、首都高大黒町料金所からベイブリッジへの合流直前でバイクの後ろから異音が! ふと見ると左のパニアケースが路面を滑って行く! 慌てて路肩にバイクを停めて回収したが、後続車が迫っていたらどうなっていたか? 朝から思わぬアクシデントにびっくりするツーリングとなってしまった。 出発前に確認したのだが、ケースのステーへのロックが甘かったようだ。 何事も無くて本当によかった。 久里浜港へは20分ほど前に到着。 するとすでに待ち合わせの二人は到着していたので、予定より1本早いフェリーに乗船。 今回はバイクとクルマの変則ツーリング。 先代のテント「アーディン」が貰われて行くことになったので、その設営方法をレクチャーしながらキャンプを楽しもうと、飲み仲間の クマちゃん、コバちんとのバイク+車の珍道中となったわけだ。 なかば強引に誘ったコバちんはテントどころか寝袋も持っていないので、はるか昔に使っていた寝袋を引っ張り出してきた。 どうせもう使わないので、帰りはコバちんに押しつけて持って帰らせるつもりだ。 チェーンの伸びが限界なので場合によっては久里浜にバイクを置いて、クルマに同乗して行く可能性も考えたが、一応バイクで タラタラと行くことにしてバイクの荷物は全部、同行の車に乗せ換えてしまった。 すっかり身軽になったところで東京湾フェリーへと乗り込む。 快晴の東京湾は対岸の房総半島が間近にくっきりと見える。 |
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フェリーが金谷に到着後、最初の立ち寄りポイントはこのトンネル 房総半島おなじみの素掘りのトンネルだが、その高さが異様に高い!! ゆうに10mはあるのではないか? なぜこの様な異様なトンネルが作られたのだろうか? |
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続いて本日同行のクマちゃんが是非行きたいとの要望で通称T秘境と呼ばれる場所へ。 某国道某所から某集落を抜けて普通車ではギリギリの未舗装路の先に突然高い壁をくり抜く素掘りのトンネルが現れる。 トンネルの手前は車が2台ほど停められるスペースがあり、すでに1台の四駆が停まっていた。 我々もその横に車とバイクを停めて、ここからは歩いてトンネルの先を目指すことにする。 ここは2ヶ月ほど前に知人に教えられて初めて来た場所だが、房総半島にこんな場所があるとはまったく知らず、驚くとともに ずいぶん感動したのだが、その場所に関しては教えてはならない掟があるので、ここに記すことはできない。 我々は半ズボンに着替え用意しておいたサンダルに履き替えて欝蒼とした杉林と高い岩壁に挟まれた道を進んでいく。 やがて道は横を流れる川に入りこむ形で終わりを告げる。 ここからは川床を歩いて進まなければならない。 しかし川の水深はくるぶしから脛ぐらいまでで、この時期は水の冷たさがかえって心地よい。 前回は長靴持参で歩いたが、気温が30度近くまで上昇しているこの日の気温ではサンダルの方が楽しめるようだ。 水量は前回来た時よりも明らかに増えていて、その分途中途中に現れる小さな滝の流れが美しい。 足元には小さな魚(ウグイか?)が群れなして泳ぐ姿が見える。 ここは水路確保のために明治時代から人の手が入り、自然と人工が奇妙な形で融合した渓谷だ。 ここは水深が浅く川床がしっかりとしているので車やバイクで川に乗り入れる人もいるようだが、地域の水源で、ありまた多くの 生物が棲む清流なのだから、そのような無粋な行為はぜひ謹んでもらいたい。 自分の足で歩いてこそ楽しめる場所なのだから。 |
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どんどんと奥に進むとやがてこの渓谷のクライマックスである大きな滝が現れる。 名無しの滝なのかと思っていたら急駟滝という名前らしい。 4段に分かれ落差は30m近くある。 この滝も房総半島特有の川廻しによって作られた人口の滝らしいが、それにしてはスケールが大きい滝だ。 滝の形状は袋田の滝を小さくしたようで、前回見た時よりも水量が多いのでかなりの迫力を感じた。 同行の二人もこの滝はえらく気に入ったようで、滝を眺める岩の上で途中のスーパーで購入した昼食を取りだして、しばし休憩 タイムとした。 |
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