奥信越の秘境秋山郷と万沢林道

2007年6月23日(晴れのち曇り)

土曜日11時で終わったフットサルのあと体育館でシャワーを浴びて、そのままツーリングに出発。
第三京浜から環八経由で関越に入ったが、日中の環八は予想通りの大渋滞。
関越に入っても途中事故渋滞があり、ずいぶん無駄な時間を費やしてしまった。

この日は真夏日で走行中もバイクのハンドルに付けた温度計は38℃を示していた。
暑さにクラクラして、こまめにSAで休憩をしては水分補給を心掛けた。

赤城高原を過ぎ標高が上がるにつれて徐々に気温も下がってきて、関越トンネルに入ったらいきなり気温は急降下。
トンネルを出るときには22℃まで下がっており、メッシュのジャケットの下がTシャツだけのいでたちでは寒くてしかた
なかった。

新潟県側は雲が空を覆い気温もさほど上がらない。
湯沢インターからR353を抜けR117からR405に入り初めて訪れる奥信越の秘境「秋山郷」に向かった。

豪雪地帯特有のスノーシェルターが多いR353

豪雪になると唯一の交通路である国道も通行不能になり陸の孤島になってしまう事が度々ある場所だが、なるほど
R405は国道とは名ばかりで、そこらへんの舗装林道のほうが遙かにましな、まさに酷道だった。

しかもこの国道は未開通で(群馬県の野反湖につながる計画)秋山郷の外れで行き止まり。
冬季以外は2本の県道で奥志賀と森宮野原に出るルートはあるものの、この地での生活が相当過酷な事は容易に
想像できよう。

しかし旅人としては魅力的な地であることは確かで、今回は午後からの出発で、現地に着いたのが17時を過ぎてし
まい、そのままとんぼ返りで引き返してしまったが、是非また訪れてみたい場所が増えてしまった。

秋山郷
滝があったので立ち寄ってみる
田んぼの畦道を抜けて
蛇淵の滝
再び青空が広がってきた
豊かに実れ!
木工品が特産で日本一の木鉢(直径4尺4寸)
が展示してあった
険しい絶壁に閉ざされる秋山郷
夏とはいえ日が蔭るのは早い

国道のどんづまりの先に川から温泉が湧き出している切明温泉がある。
時間があれば入って行きたかったのだが、これもまた次回のお楽しみになってしまった。

帰りは国道以外のルートで帰ったが思わぬところに牧場があり今までの景色とのギャップにびっくりした。


中津川を挟んで国道と並行する林道で戻った
切明温泉・志賀高原・宮之原への三叉路
無名の滝
苗場山
すれ違う車も無い
鳥甲牧場

この日の宿泊は中条温泉トマトの国。
http://www.vill.sakae.nagano.jp/skousya/tomato.htm
楽天トラベルで予約した施設で1泊4200円の値段と、温泉がいつでも入れるのが魅力で決めたのだが、正直価格
から言ってあまり期待はしていなかった。
しかし部屋は奇麗だし、温泉もなかなか良く、しかも宿泊客が他に見当たらず温泉はいつ入っても(3回)貸し切り
状態。

      いつも貸切だった温泉はほうじ茶のような湯の色


財団法人の運営らしいが、補助金頼りの施設で赤字垂れ流しなんだろうな。
昼間は地元の人が日帰り入浴に来てそれなりに賑わうらしいが、夜は本当に閑散としていた。
ちなみに翌朝の駐車場も私のバイク以外は何も停まっていなかった。

ただ星がきれいなことと地元名産のトマトジュースが美味しかったことは魅力。
意外ときれいだった客室
ツインルームのシングルユース
さかえむらトマトジュース
4本も飲んでしまった


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