房総で遊ぶ
2007年4月1日(快晴)
まっき〜さんからのお誘いで久々のグループツーリングに参加させてもらった。 木更津のマックに9時集合ということでアクアラインを通り自宅から40分ほどで到着。 予定時間より早く着いたが、すでに他の4人は集合済み。 まっき〜さん以外は初対面なので、まずはごあいさつ。 本日のメンバーは まっき〜さん ランツァ ♂ KSRさん CRF150 ♂ みーしゃんさん セロー ♀ しぇるぱさん シェルパ ♀ りゅう管理人 トランザルプ ♂ の5人。 まずは内房の某海岸の砂浜で遊ぶことに。 この場所は去年来ましたが、ここから海岸に出られるのは知らなかった。 早速砂浜にバイクを乗り入れてビーチランを楽しんだが、意外と下が締まっていて走りやすい。 もっとも草が生えている場所だったので、砂も深くなかったので、もっと波打ち際に近付いたらズブズブだった かもしれない。 この日は4月上旬だというのに夏のような陽気。 皆上着を脱いで汗をかきながらの走行だった。 各自が走る姿を写真に収めたり、バイクを交換して走ったり、ちょこっとのはずが結構長い時間遊んでしまった。 自分もランツァにちょこっと乗ったが、やっぱり重たいトランザルプと違って実に軽快! ちょっと軽いオフ車が欲しいなあ、などと危ない誘惑が頭の隅をよぎったのだが・・・ |
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ビーチランを終えて次に向かったのは竹岡林道入り口のトンネル。 林道そのものは崩落もあり、また前日までの雨でかなり路面状況が悪そうなので進入をあきらめて、トンネルの 往復だけでおしまい。 しかし房総特有の素掘りのトンネルは短い距離でも、通り抜けた先の景観ががらっと変わって楽しい。 いずれ林道も走行しようと思いながら本日のメインである某所に向かうことにした。 |
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途中のスーパーで昼食のパンや飲み物を買って、まっき〜さんの先導で国道から脇道に入り、最後は細いダート をしばらく走り、いきなり目の前に岩の壁が立塞がった。 その壁にはトンネルが掘られ、また脇を流れる川の水もトンネルで壁を通り抜けている。 房総地方で行われる川廻しと呼ばれるトンネルだ。 トンネルを抜けると断崖と杉林に囲まれた細い道が、その先の川に向かい、そして川の中に道は吸い込まれている。 ここが「T秘境」と呼ばれる場所で、詳しい場所やアクセスルートは明かしてはならない暗黙のルールがあるという。 房総に秘境? 多少眉唾もので連れてこられたわけだが、いざその場所に立つと秘境という言葉に全然違和感がない。 あらかじめ準備しておいた長靴に履き替えて、いよいよ秘境探検の始まりだ。 KSRさんだけは留守番で、戻ってきた時にコーヒーブレークする準備をしておいてもらう。 川底は平らな岩盤になっており水深は10cm程度しかない。 岩を流れているため水は澄んでおり非常に美しい。 流れの両側は絶壁が挟むようにそびえ、正午近い時間なのに日はあまり当たらない。 ところどころ深い場所もあるが、気を付けて歩けば長靴で十分に水の中を歩いて行ける。 しばらくすると2m位の落差の滝が現れた。 流れは意外と勢いがあるが、滝の左側に階段が掘ってあり登れるようになっている。 そこを登ると二股に分かれている。 我々が求めている幻の滝は右側にあるらしいので、右側の流れを遡る。 やがてまた小さな滝があり、その奥左側に大きな滝が姿を現した。 落差は30m近くあるだろうか? 幅10mほどで45度くらいの傾斜で流れ落ちている。 房総半島でこれだけの落差の滝が、ほとんど知られること無く存在していることに驚きを隠せなかった。 水量は多くないがすぐ間近で見られるだけに迫力はある。 しかも滝の脇にロープがあり途中までそれを使って登れるようになっている。 早速私とまっき〜さんは滝昇りに挑戦。 3段に流れ落ちる滝の2段目までは登れたが、最後の一段はロープが無くて上る事はできなかった。 どうもこの滝は利水のために明治時代に人工的に作られた滝らしいが、昔の人もすごい仕事をしたものだ。 滝の上がどうなっているのか非常に気になるが、いずれ確認できるチャンスがあるだろうか? 目的の滝も確認できたので引き返すことにした。 途中の分岐をちょっと入ってみたが、秘境といいながらいたるところに人工的な痕跡がある。 自然を生かしながら、適度に人の手が入り、そしてまた人が遠ざかり自然に還りつつある場所。 ここはそんな場所だろうか。 時々4WDやオフ車が川の中に乗り入れて来ることがあるらしいが(現にタイヤ痕はあった)、折角残った 自然を大切にするなら、やはり静かに歩いて欲しい。 KSRさんが待つ場所に戻り、いれたてのコーヒーを頂きながらパンやお菓子でしばしまったり。 一人では知る事のできない場所を案内してもらい、身近な房総にもまだまだ知らない魅力がある事を再認識した。 トンネル出口でもういちど記念撮影をして帰路に付き、一人アクアラインで帰る私は袖ヶ浦で4人と別れた。 久しぶりのグループツーリングはいつものソロとは違った楽しさを味あわせてくれた。 また機会があれば是非ご一緒させてください、皆さま。 |
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