信州ツーリング 2006秋 (1)

2006年9月25日(土) 〜 26日(日)


先週北海道から帰ってきたばかりだが今週は友人と3人で伊豆諸島は式根島に行く予定だった。
ところが台風接近で海上予報が良くない。
非常に微妙な予報だったが、行ったは良いが船の欠航で帰って来れなくなる可能性があるのでやむなく中止とした。
突然空いた週末の予定。
太平洋側は台風の影響を受けるが、甲信越方面は天候も大丈夫そう。
ということで急遽決めた信州ツーリング。
行けなかった海の仇は山で晴らそう!
今週はキャンプは止めて、ゆっくり温泉に入れる宿で身体を癒そう(笑)
ということで24時間入れる温泉がある宿を探して、行き先は当日朝に戸倉上山田温泉に決定。
すぐに楽天トラベルで当日予約を入れる。
決めるまで草津にしようか、万座にしようか、志賀高原にしようか・・・なんて1時間くらいPCの前で悩んでいた。

朝のんびり家を出たものだから中央道で渋滞にはまり、調布から八王子まですり抜け走行を余儀なくされる。
(そのまま走ったら2時間かかっちゃいますから)
小渕沢で高速を降りて県道17号で雲間から時々顔を出す八ヶ岳を眺めながら茅野を抜け、久しぶりのビーナスラインで
白樺湖を目指した。

このあたりはバイクに乗り始めた頃には良く来たのだが、もう20年以上バイクで来たことが無い。
懐かしく思いながら蓼科から「しらかば2in1スキー場」の前を過ぎた所で路上にバイクが転倒している。
どうも単独事故のようで、すでに居合わせた車やバイクの数人が駆けつけている。
素通りもできないのでバイクを停め、倒れたバイクを路肩に寄せる手伝い等をしたが、倒れているライダーは若い女性で
意識はしっかりしているが、動けないでいる。
すでに救急車は呼んだそうなので、下手に動かさないほうが良いだろうという判断で、車の人が三角停止板をセットしたり
彼女に毛布をかけたりしながら、やきもきしながら救急車の到着を待った。
彼女の乗っていたハーレー(車種は詳しくないがロードスター系)は左側がこすれた傷跡が残り、路面にも転倒
したバイクの軌跡を示す傷が長い筋になっている。
長い下り坂の最初で路面はかなりデコボコしており、ブレーキ痕から判断して大き目のバンプに弾かれてハンドル
操作を誤って転倒してしまったようだ。
山の中だから救急車もすぐに来てくれるわけでは無い。
まだ携帯の圏内だったからすぐ連絡できたが、もし圏外ならと思うと楽しいツーリングに潜むリスクに気づかされる。
しばらくして救急車が到着し、搬送される救急車を見送って散会したが、事故は常に他人事ではないだけに改めて
気を引き締めるとともに、テンションもかなり下がってきてしまった。
久しぶりの白樺湖はずいぶんと湖畔が賑やかになっていて昔の面影は薄くなっていた。
昔の甘酸っぱい思い出が残る地だが、思わぬ事で時間も費やしてしまったので早々に車山に向けて道を登る。

  

久々のビーナスライン

そのまま諏訪まで一気に下り諏訪市内で給油して、岡谷から長野道に乗り本日の宿を目指す。
しかし長野のガソリンの高さには驚いた。
レギュラーで151円とは!
宗谷岬だって145円くらいだったのに。
ちなみに出発時に川崎で入れた時はレギュラー138円ですよ。
参ったね。

麻績(おみ)インターで長野道を下りて県道55号で上山田温泉に向かう。
峠のくねくね道で時間がかかるだろうと思ったら意外と良い道で、四十八曲峠も新しくできたトンネルで真下を通過。
もっとも反対側はまだ結構狭い峠道でした。
温泉街に着くとあっさりと今夜宿泊する「ホテル・プラトン」を発見。
思ったよりきれいなホテルでバイクも屋根付きの駐車場に案内してくれた。
セミダブルの広めのシングルルームで旅装を解いたら先ずは温泉。
24時間入浴可能の大浴場は加温・殺菌はしているが、源泉を使った硫黄臭のぬるぬるとした肌触りの温泉で、いかにも
効きそう。
あまり長時間入ると湯当たりするので、そこそこで風呂から上がりホテル隣のコンビニで買ったビールを飲みながら、
目の前の山の上で上がる花火を眺め(5分くらいで終了)コンビニ弁当の食事を済ませるとあっという間に眠っていた。


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