100名瀑 北精進ヶ滝を見に行く

2006年6月17日(日) 晴れ・曇り

山梨県の武川村に行ってきた。
本当は昨日、今日と休日出勤の予定だったが、いろいろフラストレーションが貯まり無性に走りに行きたかった
ので「まあ明日がんばればいいや」と出勤途中で道を替え環八から何故か中央道に乗っている自分がいた。
はっきりしたあても無く、ガソリンも少なくなってきたので甲府昭和インターで下りて給油。
そのまま20号線を走ると”舞鶴松”という観光案内標識があり、何気なく寄って見た。


萬休院という寺の境内にあり樹齢およそ450年
枝が笠状に広がり鶴が羽を広げたように見えることから名づけられた
国の天然記念物に指定されている

1本の松の枝がこんなに広がっている
幹はこの太さ
握手観音
一応握手をしておいた

この近くには有名な神代桜がある。
桜の時期ではないのでそちらは見に行かなかったが、場所がわかったので来年は見に行こうかな。
さてもう一つの見所は日本の滝100選の一つ”精進ヶ滝”
実は知らなかったのだが、せっかくだから行ってみる事にした。

滝までは林道の奥の駐車場から吊橋を渡り40分ほど歩く。
途中は岩場があり、沢を歩き、急な階段を登る等、楽な道では無いが木々の緑濃さ、清流の美しさが40分の
道のりを長くは感じさせない。

滝までは遠い
雨上がりの森の緑を見てフィトンジット効果を感じた気分になって滝へと目指し遊歩道を進むのであった。
しばらくすると前座の滝が次々と登場。
一の滝(魚止めの滝)
二の滝(初見の滝)
三の滝(見返りの滝)
滝つぼの脇を急な鉄の階段で登り、川を吊橋で渡る。
この渓谷は地蔵が岳を水源とする石空(いしうとろ)川で竜洗峡と呼ばれている。
ちょうどフォッサマグナが貫いている場所で、その断層の影響で造られた地形ということだ。

水分を持たずに(途中でペットボトルのお茶を買おうと思って買いそびれた)来たので、流れる汗とともにかなり
疲れてきたが、すれ違う人は家族連れが多く、小さな子供も元気に歩いている。
弱音を吐くわけにはいかないぞ!
いざとなれば沢の水を飲めばいいさ。

最後の急な坂を登りきると滝見台が現れて、ようやく滝の全貌が明らかになった。
精進ヶ滝 標高1400mの高さに位置する
落差121mは東日本一
下の滝は9段の滝と呼ばれ何段にもなって
流れる様が名前の由来だ

9段の滝は滝見台から見ると精進ヶ滝とつながって見えるが実際は結構離れているようだ。
ここから先は道が無く、これ以上は近づけないが十分な迫力を感じたし、今まで見た滝の中でもベスト5に入るのは
間違いない。
まったく観光地化されていないし、南アルプスの山中に静かにしかし荘厳に存在する滝にしばし見ほれてしまった。
この山の裏には南精進ヶ滝という滝もあり、したがってこの滝は厳密には北精進ヶ滝というそうだ。
機会があれば南も見てみたいが、そちらは本格的な登山をしないと駄目らしいが何時か行けるかな?

滝見台のベンチで弁当を食べて元気を回復し、遊歩道を下って駐車場に戻る。
駐車場には湧き水があり、乾いた喉を潤したが、この水が実に美味い。
本当に生き返った気分だ。
ここから来た道を引き返すのもつまらないので林道を先に進んだ。
小さな峠を越え御座石鉱泉という看板を発見。
かなり汗をかいたので風呂に入りたい。

登山客しか泊まらないだろうと思われる山荘で入浴できるか聞いたら1260円だという。
高〜い!と思ったが、これも話のタネだと思って入浴する事にした。

風呂はもちろん貸切。
多少ぬるっとした感じの湯だが泉質は単純泉。
源泉を加熱し循環しているのだから温泉としての価値はあまりないだろう。
窓も開かないので入浴しながら外の景色を見ることもできない。

それでもさっぱりはしたし、山道を歩いて右ひざが少し痛み始めていたのも、だいぶ楽になった。
風呂から出てウーロン茶のペットボトルを買ったら300円。
ここはなんでも物価は2倍なのかい?
背に腹を代えられず買ったけど、玄関を出たら水道があってその水のほうがよっぽど美味かったのは皮肉だ。
ちぇっ、失敗したぜ。
ここからの帰り道はずっと未舗装路が続き、トランザルプで初めてのダート走行となったがアヴェニスでおっかな
びっくり走っていた時とは大違いで、楽しい楽しい。
これでツーリングでの行動半径が大きく広がるなと実感した。
まあそれを期待してトランザルプを選んだのだから当然と言えば当然なのだが。
振り返るとこれが林道走行の楽しさを知るきっかけになったようだ(2007年6月記)

韮崎から甲府昭和インターまで20号を戻り中央道で帰路へ。
帰りは調布インターで下りて府中街道経由で完全に暗くなる前には帰宅できた。
家に着く直前から大粒の雨が落ちてきたが、なんとか合羽を着るような雨には遭わずに済んだ。
当初は蓼科あたりに行くつもりだったが、ひょっとした事で良いものを見せてもらったと思う。

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